企画監修 / 横浜美術館
1891年、横浜で生まれた長谷川潔は、岡田三郎助や藤島武二から油彩が画を学んだのち、青春期に堀口大學ら文学者と親交、雑誌『假面』や『水甕』や、日夏耿之介の『転身の頌』の装画などを描く。渡仏後“黒の芸術”といわれた多くの銅版画の傑作を制作する。没後30年、横浜美術館学芸員の調査により、代表作やアトリエなどに遺された素描、下図、写真などで、その「ひみつ」が豊富な図版などで解明される。
・B5変型判(240×190mm)
・並製本 総224頁(カラー160頁)
・掲載作品175点
■定価 2,409円(本体2,190円)
ISBN978-4-947666-39-0
【主な内容】
Ⅰ 裸婦とミューズ(美の女神)― 象徴的な女性像
Ⅱ 風景 ― 丘上の古村、窓、樹木
Ⅲ 草花・静物 ― 日常にひそむ神秘
Ⅳ 小さな世界(挿絵と装丁)― 文学、音楽、食との交感
・文/序・雪山行二
25年前に=イヴ・ドードマン
長谷川潔 芸術のひみつ=猿渡紀代子
・資料/長谷川潔の版画技法=沼田英子
長谷川潔 略年譜
主要参考文献
作品・資料リスト