木版画の詩人といわれ、世俗の虚飾から離れ、心の深層を彷徨する版画家。「私の絵は、悲しむ人々と共にある」という作家の静謐な作品集。木版画の他にモノタイプの代表作品も掲載する。


・B4変型判(348×273㎜)
・上製本 総96頁
・図版55点
・文/野見山暁治……壜の中のひと
清宮質文………雑記帳から
・付/ 年譜、収録作品リスト、英訳

■定価 6,816円(本体 6,311円+税)
ISBN 978-4-947666-02-4


(せいみや なおぶみ 1917-1991 )
東京都生まれ。1942年、東京美術学校卒(現、東京藝術大学)油絵科卒業。中学校の美術教師やデザインの仕事に従事した後、1953年に東京美術学校の同級生とグループ〈ゲフ会〉を結成。これを機に画家に専念、木版画制作を始める。春陽会(後に退会)に属し、静謐で深遠な精神世界を描く。没後、神奈川県立近代美術館、練馬区立美術館、高崎市美術館、茨城県近代美術館などで大きな展覧会が各地で開かれる。近年、教科書にも紹介され、その評価はますます高まっている。