谷川俊太郎 詩/画 山中現

谷川俊太郎の3行詩集に感銘を受けた画家が、それぞれの詩にかたちと色彩が融合、いくつもの水彩画が誕生。

コトバの部屋に絵が入ってくると、コトバは身じろぎます。
痛いからでも、痒いからでもありません。
ただちょっとくすぐったいんです。
谷川俊太郎(本書より)

・A4変型判(168×187㎜)
・上製本 総80頁
・収録作品 詩31篇、画30点

■定価1,800円(本体1,636円+税)
ISBN978-4-947666-81-9

【主な掲載詩】
「襤褸」
「小憩」
「部屋」
「拒む」
「手足」
「座る」
「影法師」
「そして」 他23篇

著者略歴

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう 1931- )
東京生まれ。詩人。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。その後、読売文学賞、萩原朔太郎賞、鮎川信夫賞など受賞する。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。

山中 現(やまなか げん 1954- )福島県喜多方市に生まれ。東京芸術大学大学院修了。1991年、リュブリアナ国際版画ビエンナーレに出品。その後、福島県立美術館、喜多方市美術館で展覧会開催。『星火』(詩・串田孫一)や『水の庭』(詩・松永伍一)などのオリジナル版画集を発行する。