企画・監修 横浜美術館

銅版画の詩人といわれた駒井哲郎の全貌と、創作活動に影響のあった画家、詩人、音楽家などとの交流が美術館学芸部の研究により解明される。それらの作家ルドン、クレー、恩地孝四郎など約60点の作品も掲載されている。


・B5変型判 (240×190㍉)
・並製本 総272頁(カラー160頁) カバー掛け
・掲載作品278点(駒井哲郎212点)
・本文・章解説/作品リスト=英訳付
・年譜/主要参考文献

■定価 2,800円 (本体2,592円+税)
ISBN978-4-947666-76-5


【主な内容】
[図版]
第1章 銅版画との出会い
第2章 戦後美術の幕開けとともに
第3章 前衛芸術との交差
第4章 フランス滞在と「廃墟」からの再生
第5章 詩とイメージの競演
大岡信/安東次男/中村稔/野間宏/小山正孝/埴谷雄高/金子光晴
丸山薫/谷川俊太郎/福永武彦 他
第6章 色彩への憧憬

[文章] 英訳付
序にかえて/逢坂恵理子
駒井さん/粟津則雄
銅版とPas de deux ― 師・駒井哲郎の日々/中林忠良
東西の美術・文学・音楽の交差点としての駒井哲郎/片多祐子(横浜美術館・学芸員)

[資料]
駒井哲郎の交友関係を読む
舞台美術「一目見て憎め」写真アルバム
関連作家解説
恩地孝四郎/長谷川潔/岡鹿之助/清宮質文/瀧口修造/山口勝弘/浜田知明
武満徹/オディロン・ルドン/パウル・クレー/レンブラント・ファン・レイン
ロドフル・ブレダン/ジョアン・ミロ 他

著者略歴

駒井哲郎(こまい てつろう 1920-1976 )
東京都日本橋生まれ。1935年西田武雄が主催する日本エッチング研究所に通い始め、デッサンやエッチング、ドライポイントを習い始める。同所で関野凖一郎、笠木実らを知る。1942年東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科本科を戦争のため繰り上げ卒業。1952年瀧口修造を顧問とする実験工房に参加。安東次男、丸山薫ら詩人とオリジナル版画による詩画集も多く刊行、銅版画の詩人といわれる。後年、東京藝術大学の教授となり、多くの画家を輩出する。