画家・作家・映画監督・陶芸家など多彩に活躍した芸術家の傑作版画集。常に新たな領域を求めたその繊細な感受性とエロティシズムは見る者を惹きつけてやまない。


・B4変型判(348×273㎜)
・上製本 総128頁
・4色図版100点ほか
・文/加藤郁乎、澁澤龍彦、佐藤陽子
・作品解説、年譜/宮澤壯佳

■定価 7,124円(本体 6,476 円+税)
ISBN 978-4-947666-25-3


(いけだ ますお 1934-1997 )
旧満州国奉天市(現、中国遼寧省瀋陽)に生まれ。1955年、靉嘔、真鍋博、堀内康司とグループ「実在者」を結成。画家・瑛九のすすめで色彩銅版画をはじめる。57年、第1回東京国際版画ビエンナーレ展で入選。65年、ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展が開催される。66 年、ヴェネツィア・ビエンナーレ展の国際版画大賞受賞。77年、「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞受賞、同名の映画監督もつとめ脚光を浴びる。後年は陶芸、彫刻、書、コンピュータグラフィックスなど幅広く活躍する。