国見修二・著

・盲目の女旅芸人、瞽女や村人などの「ことば」92篇を解説。それは人生を豊かにする切り札でもあった。
・瞽女さんたちの「ことば」を、越後在住の詩人が、その心を写し出しながら解説する。親子、いじめ、ひきこもり、修行など、それは生きていく現代人にとっても大切な教訓ばかりである。
・瞽女さんて何?どう読むの?
読めなくて普通。瞽女は、ごぜと読む。漢字で書けといわれてもなかなか書けない。瞽女とは、簡単に言えば目の見えない女性が三味線を弾き、瞽女唄を歌いその報酬としてお金やお米をもらって生活していた女性だけの集団といえる。
・瞽女さんは全国にいたが、最後まで残ったのは越後瞽女だった。昭和40年代までにほぼ、現役の瞽女さんは姿を消した。
・小林ハルさんは1978年に重要無形文化財(人間国宝)に選ばれました。


・B6判  並製本 総224頁
・定価  1,200円 (本体1,091円+税)
・ISBN978-4-947666-80-2


【掲載内容】
ことば92篇とその解説
❐気心の許せる人とだったら、どんな目に遭っても辛抱できる
❐誰もが苦しい時代だったが、人の心はやさしかったね
❐良い人と歩けば祭り 悪い人と歩けば修行
❐正直に一生懸命生きていれば、神様が見ていて必ずお陰を下さる
ことば (抜粋)


■著者略歴
国見修二(くにみしゅうじ)
1954年新潟県西蒲原郡(現新潟市)生まれ
上越教育大学大学院修了
日本詩人クラブ会員
上越詩を読む会運営委員
高田瞽女の文化を保存・発信する会理事

■国見修二の既刊本
瞽女歩く』 挿画・斎藤真一 A5判 定価 2,096円
瞽女と七つの峠』      A5判 定価 1,466円
母守唄 母は焚き木です』   A5判 定価 1,980円

◇映画 「瞽女GOZE」 2020年8月 公開予定
「彼女の過酷なまでの生き様に強い衝撃を受けました」
映画監督 瀧澤正治