著 角田元美

自宅でも作れる‼
木リトの基本と応用/クレヨンの絵を版画にする/
手作りばれん/足刷りなど/

本書は日本で生まれた3種類の木版リトグラフと、紙版への応用方法などについて説明する

・B5判
・並製本 総192頁
・オールカラー 英語抄訳付 

■定価3,740円(本体3,400円+税)
ISBN978-4-947666-86-4

普段なじみ深い紙、絵を描いたりする紙、何気なく入っている台紙も、ひとたび版画の「版」になったとき、あなたはその紙に新しい価値を見いだすことでしょう

【内容】

第1章ニカワを使う木リト技法 紙版リトグラフ
ニカワを用いた木版リトグラフ技法について解説。本格的な製版剤を用いる方法とゼラチンを使う手軽な方法、キャンディばれんの作り方や塗り進みによる多色印刷などを説明。
第2章シリコーンを使うウォータレス木リト技法
シリコーンを製版剤に使用する木リト技法について解説。この技法はウォータレスリトグラフを木に適応させたもので、水溶性の描画材を使用し、印刷では水を使わない。木リト技法ならではのハーフトーンの作り方を紹介。紙版、木版、布版を作成。
第3章カゼインを使う木リト技法
木リト技法の滲み止めの種類とその特色をまとめたうえで、紙版への応用が難しいカゼインを使う手法について解説。プライウッドグラフ(新日本造形製)の使い方とカゼイン板の作り方などを説明。
第4章準備や後片付けなど
事前準備や簡易インク台、印刷台、添え板など、あると便利な物や後片付けの方法を解説。
第5章角田元美の世界
筆者の木リト技法による作品と詩。

著者紹介
◇角田元美(つのだ もとみ 1961- ) 
女子美術大学絵画科卒業後、多摩美術大学大学院版画研究科修了。1985年より日本版画協会展、国画会版画部に出品。協会賞や新人賞ほか受賞。2001~2003年度、多摩美術大学版画科非常勤講師。